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第4回 折り曲げ精度とクリーザ形状、その要件
1 折曲げ精度、発生の原因
段ボールに罫線を入れ、180度折り曲げると下図(A)の様になります。

段ボールには厚みがあり、又中に波状の中芯がある為、此れが干渉して折り曲げが不規則になります。
(A)図の場合「χmm」だけ上側は折り曲げ側に引っ張られます。これがギャップの不同の原因となります。

仮に1枚の厚紙を折り曲げても僅かながら同じ状態が発生しますが厚紙の場合は表1本罫、裏に2本罫又は面取りを施し(B)のように矢印方向に折り曲げて使用する事が多いので紙は90度以上曲げられることなく隣との紙との間に干渉が起きず、正確な折曲げが可能です。

段ボールは厚紙と比べ、非常に厚いのと、波状の中芯で厚みを作っているので密度が不均一です。この事も精度を出すのに問題となる点です。
ギャップのムラは折り曲がった紙の内側が干渉し合い、どちらか負けた方の山形は潰れ、強い方の山の上に乗る形になるのが原因です。(下図参照)

クリーザには基本形状としては基本型として次の様なものがあります。

(D)は最も多いものです。上には平たく潰しますが、両肩のRを種々替え、下はほぼ半円形に近く、上面に幾らか平面部を持たせます。中央に罫線を入れる突起を設けます。

この型の特徴は罫線がしっかり入る事と、罫線で正確に折れる事です。しかし180度折り畳んだ時、内側の干渉が大きい欠点があります。前にも述べています様に罫線で正確に折れていても、内側の干渉に依ってはギャップが正規になるとは限りません。

この罫線には発展型として種々の形があり、現在最も使用されているものです。

(E)は以前によく使用されていました。上下とも平ら部分が多く、下に突起部があります。

この型は罫線付近を完全に潰しますから、180度折り畳んだ時、内側での干渉は少ないですが、罫線周辺が潰れているので、罫線の折れが、やや不揃いになりやすい傾向にあります。

(F)は3層段ボールの様な高強度の段ボールに向きます。上下とも半円形とします。

下に突起を設けます。この型は中央部を集中して強く押せますから罫が入り易いので、高強度の段ボールに用います。

何れの型も、総ての段ボールに対応出来る完全なものではなく、欠点を持っていますので、罫線の前で段山を潰すコマを入れる等して前記の問題を補っています。又ホールディングの最後に折り曲がって膨らんだ個所をロールで潰してギャップを調整する事もあります。シートが機械の中で斜めに流れたり、蛇行する様な事があってはならないのは当然です。

又、クリーザリングの外周には振れが無い様にして下さい。

機械メーカーではいろいろ研究していますが、函の形状、シートの厚さ、紙の構成、シートの乾燥度、シートの出来上がり硬さ、罫圧の強さ、及び段の山、谷、罫線などの位置関係に依って変わります。

又接着剤の乾燥の遅速にも関係します。総合的に解明し、最も適したものを採用する事が大切です。

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